1977年以降のBallyブランドのマシンリストとコメント


マシンリスト 1977〜1999

年度 マシン コメント
1977 EVIL KNIEVEL(EM)
スタントバイクの有名人「イーブル・ニーブル」の版権マシン。ドラムタイプは少量しか生産されなかった。
1977 NIGHT RIDER(SS)
長距離トラックがテーマ。テレビドラマのナイト・ライダーとはまったく無関係。
1977 BLACK JACK(SS)
カードゲームのブラックジャックがテーマ。ドラムタイプも作られたがレアで、2プレイヤー用。バックグラスのアートがソリッドステイトマシンとは全く違っていた。
1977 MATA HARI(EM)
女スパイ「マタ・ハリ」が題材。やはりドラムタイプはレア。
1977 EVIL KNIEVEL(SS)
スタントバイクの有名人「イーブル・ニーブル」の版権マシン。トップホールがポイント。
1977 EIGHT BALL
ビリヤードがテーマの大ヒットマシン。20,000台以上が生産され、1992年にTHE ADDAMS FAMILY(1992)に抜かれるまでは、フリッパー・ピンボールの生産台数世界一だった。
1978 POWER PLAY
プロ・アイスホッケーNHLのヒーロー「ボビー・オー」の版権ピンボール。ルールーはシンプル。
1978 MATA HARI(SS)
女スパイ「マタ・ハリ」が題材。2つのトップレーンとセンターのキックアウトホールの組み合わせは、Ballyの特徴の一つ。左右対称のフィールドで人気が高かった。
1978 STRIKES AND SPARES
ボーリングがテーマのマシン。スペシャルが3種類あるマシンは当時としては珍しかった。
1978 LOST WORLD
ポール・フェリスによる幻想的なバックグラスが印象的なマシン。フィールド中段にある左右のキックアウトホールがポイント。
1978 SIX MILLION DOLLAR MAN
人気テレビドラマ「600万ドルの男」の版権ピンボール。アップポストとオープンゲートが重要だった。
1978 PLAYBOY
プレイボーイ誌25周年記念にあわせて作られたオフィシャル ピンボール。ゲームルールとアートデザインが素晴らしい傑作マシン。1〜5のターゲットを完成させたあとの左キッカーの25,000点と、ボーナスをMAXの49,000まで溜め、倍率を5Xまで上げて聴くボーナスコレクトのフルサウンドは最高。
1979 VOLTAN
Voltan Escapes Cosmic Doomが正式タイトル。生産台数が400台に満たないレアマシン。ルールはオーソドックス。
1979 FUTURE SPA
ワイドボディーマシン。ラインドロップターゲットがポイントだが、右リターンレーンの途中が切れている部分がくせ者だった。
1979 STAR TREK 有名な「スタートレック」の版権ピンボール。バックグラスはプロトタイプと量産品があり、テレビ版とも映画版とも判別が難しい。
1979 PARAGON
ワイドボディーマシンの傑作。ポール・フェリスによる幻想的なバックグラスが素晴らしく、ルールの完成度も高い。この当時のBallyに多いボーナスを20Kまで溜めて次のボールにホールドするのがポイントだった。
1979 KISS
ロックバンド「キッス」の版権ピンボール。ルールはシンプルだが戦略性が高い。今でも人気が高い名作マシン。
1979 HARLEM GLOBETROTTERS
アメリカのアトラクション・プロバスケット集団「ハーレム・グローブトロッターズ」の版権ピンボール。ラインドロップターゲットが倍率とレターで重要。
1979 SUPERSONIC
バックグラスにコンコルドらしき飛行機が描かれている。右上のキックアウトホールの倍率が高得点へのポイントだった。
1979 DOLLY PARTON
カントリーの大御所、今でも現役の「ドゥリー・パートン」の版権ピンボール。ラインドロップターゲットがキーになった。
1980 NITRO GROUNDSHAKER
カーレースがテーマのピンボール。ボーナスが左右に2つあるのが特徴。
1980 SILVERBALL MANIA
センターキッカーが特徴のピンボール。ホースシューレーンがポイント。バックグラスにもフィーチャーがあった。
1980 SPACE INVADERS
大ヒットテレビゲーム「スペース・インベーダー」のピンボール。ホースシューレーンでスペシャル取り放題。
1980 ROLLING STONES
ロック界の大御所「ローリング・ストーンズ」の版権ピンボール。ポストがスイッチになっているという変わったパーツがあった。
1980 HOT DOGGIN'
スキーがテーマのワイドマシン。倍率が変則的だった。
1980 MYSTIC
3X3の9マスがあるTic-Tac-Toe、つまり三目並べをベースにしたピンボール。この類はピンボールに多く、GottliebのEGG HEAD(1961),WilliamsのOXO(1973)等がある。
1980 VIKING
いろいろなBallyのピンボールをミックスしたようなマシン。ポイントは右レーンを通し左上キックアウトホールに入れるコレクトボーナス。
1980 SKATEBALL
スケートボードがテーマのピンボール。ゲームルールは秀逸だったが、ピンボール不毛の時代で生産台数は4000台程度。
1980 FRONTIER
Ballyには珍しいコントロールゲートを使ったピンボール。ルールはシンプルで分りやすい。
1980 XENON
Bally最初のランプレーン搭載マシン。2ボールマルチもあり、Bally久々のヒット作となった。また、これもBALLY初となるボイスサウンドも搭載しており、それもウーマンボイスでそのセクシーな声は印象的。アートデザイン、ルールとも面白いピンボール。
1981 FLASH GORDON
有名なアメコミ「フラッシュ・ゴードン」の映画化に際して作られた版権ピンボール。Ballyとして段差のあるフィールド(バイレベル)を初めて採用した。ブルーディスプレイで、アルファベット表示ができる台がテスト台として製造された。
1981 EIGHT BALL DELUXE
この時代を代表するBallyの傑作マシン。ビリヤードをテーマにした分りやすさと、奥の深いルールは傑作。スペシャルの数の多さ(6個)もあいまってか、長い間人気を誇った。バックグラスにもレター完成があった。ブルーディスプレイで、アルファベット表示ができる台がテスト台として製造された。
1981 FIREBALL II
Ballyの名作 FIREBALL(1972)の続編として作られた。3ボールマルチが可能で、動くセンターポストが搭載されていた。
1981 EMBRYON
いろいろなフィーチャーが詰め込まれている2ボールマルチが可能なワイドボディーマシン。メッセンジャーボールが5個もあるのが特徴。
1981 FATHOM
2〜3ボールマルチができるマシン。ユニークなプレイフィールドとルールで今でも人気が高い。
1981 MEDUSA
バイレベル構造を持ったマシン。赤く光るフリッパーやメデューサにふさわしいデザインは印象的。プレイフィールドに3つのデジタル表示があるのも変わっていた。
1981 CENTAUR
赤と黒と白を基調にしたデザインは、ピンボールの歴史の上でも傑作。ポール・フェリスによるバックグラスも素晴らしい。ルールもユニークで、自動的に最大5ボールまでを自動的に打ち出す機構が付いていたり、マグネットを採用したりして斬新さにあふれていた。
1981 ELEKTRA
3段階のプレイフィールドを持つマシンとして有名だが、同一のボールが3つのレベルを動くわけではない。そういう意味では、GottliebのHAUNTED HOUSE(1982)の方がよりユニーク。一定以上のポイントを獲得すると、フィールド下の第3のゾーンでプレイができた。
1982 VECTOR
2段階のバイレベルと3ボールマルチが楽しめるマシン。ボールのスピードにより、フィーチャーを獲得できるという変わったルールがあった。アウトレーンの構造も実にユニーク。
1982 MR.& MRS.PAC-MAN
NAMCOの人気テレビゲーム「パックマン」がテーマ。一定以上のポイントでフィールド中央にある5X5=25個の桝目でゲームができた。たとえこれで敵に捕まっても、ボールデッドにならないのはGottliebのCAVEMAN(1982)よりも良心的といえる。バックグラスとディスプレイの構造も変わっている。
1982 SPEAK EASY
5つのぶら下がったターゲット(フライアウェイターゲット)と回転するルーレットを持つユニークなマシン。プレイヤーのボール数が増えるアド・ア・ボールという概念を持つが、ボール数が減ることもある。他にも点数を払うことにより、ルールを有利にリセットするシステムがあった。2プレイヤー用のマシンがSPEAK EASYで一般的。4プレイヤー用はSPEAK EASY 4。
1982 SPEAK EASY 4
SPEAK EASYの4人用マシン。基本的な部分は変わらない。ヨーロッパとオーストラリアの輸出用として製造された。日本には未入荷と思われる。
1982 SPECTRUM
何とも不思議なルールを持つマシン。シングルボールプレイしかできないが、フィールド上には3つのボールがある。
1982 BABY PAC-MAN
アップライト式筐体の中にピンボールのフィールドがあるマシン。「パックマン」のテレビゲームとピンボールの融合を目指したが、成功したとは言いがたい。
1982 BMX
自転車モトクロスがテーマのマシン。ユニークなリターンレーンの構造を持つ。このプレイフィールドは1987年のHARDBODY(1987)に引き継がれている。生産台数が少なく、フライヤーも存在しない。
1982 EIGHT BALL DELUXE LIMITED EDITION
EIGHT BALL DELUXE(1981)とプレイフィールドやルールは同一。バックグラスとディスプレイはMR.& MRS.PAC-MANと同じ仕様になっている。EIGHT BALL DELUXEのリプロダクションマシン。日本未入荷と思われる。
1983 CENTAUR II
CENTAUR(1981)のリプロダクションマシン。プレイフィールドやルールは同じ。バックグラスとディスプレイはMR.& MRS.PAC-MANと同じ仕様になっている。主としてヨーロッパ市場向けだったようでアメリカ版のフライヤーは存在しない。日本未入荷と思われる。
1983 GOLD BALL
特定の条件で金色のボール(ゴールドボール)が出てくるらしいが、未確認。ルールもちょっと変わっていた。
1983 GRAND SLAM
野球がテーマのマシンで、フライアウェイターゲットが使用されている。2プレイヤー用と4プレイヤー用(バックグラスが違う)がある。通常の得点以外に野球の得点(RUN)もあった。
1984 GRANNY AND THE GATORS
アップライト式筐体の中にピンボールのフィールドがあるマシン第2弾。ピンボール不遇の時代には、この様にいろいろな試行錯誤が繰り返された。/DIV>
1984 X'S AND O'S
3X3の9マスがあるTic-Tac-Toe、つまり三目並べをベースにしたピンボール。プランジャースキルショットでもスペシャルが取れた。ゲームバランスも良く隠れた名作。
1984 KINGS OF STEEL
トランプがテーマのゲーム。オーソドックスなルールだが奥が深かった。トップホール周りのボタンスイッチは昔よく使われていたパーツ。
1984 BLACK PYRAMID
映画インディー・ジョーンズがヒットした時にリリースされたマシンで、それを意識したバックグラスデザインになっている。当時はこの様な流行りものの「ぱくり」は珍しくなかった。ボーナスが重要で、左側のラインドロップターゲットとその後ろのレーンがポイントになる。
1984 SPY HUNTER
同名のビデオゲームがあったが、これはそのピンボール。変則的なフィールドデザインが特徴。設定によってゲームの戦略がまったく異なってしまう台だった。
1985 HOT SHOTZ
本物のビリヤードのボールを使った台。フリッパーで打つのは白玉。フィールドにはラシャが張られていた。プロトタイプのみ作られ、量産はされなかった。日本未入荷。
1985 FIREBALL CLASSIC
初代FIREBALL(1972年)とプレイフィールドとルールはほぼ同じ。ジップフリッパーではなく、レギュラータイプのフリッパーが使われていた。
1985 CYBERNAUT
チューブタイプのランプレーンを使った台。右上は傾斜がきつくなっており、そこにターゲットが配置されていた。VECTOR(1982年)のようにフィールドの途中にドロップターゲットがあるのも特徴。
1985 EIGHT BALL CHAMP
EIGHT BALLシリーズの第3弾。ルールはオーソドックスだが、戦略性があった。5ヶ所のドロップターゲットと、その裏のターゲットがポイント。
1985 BEAT THE CLOCK
時間制のピンボール。ボールデッドでのボーナスコレクトがなく、左上のホールがボーナスコレクトだった。時間を増やしつつタイマーを止めてここを狙うのが攻略法だった。
1986 LADY LUCK
トランプがテーマ。オーソドックスにカードを揃えることも大切だが、時間性のx10フィーチャーがあり、これを絡めることが高得点への鍵だった。
1986 MOTORDOME
ゲームスタート時に3段階の難易度からゲームを選べる。得点やフィーチャーも難易度によって異なった。ランプレーンを採用している。
1986 KARATE FIGHT
BLACK BELTのヨーロッパ仕様と思われる。日本には未入荷。
1986 BLACK BELT
空手がテーマのピンボール。変則的なランプレーンが特徴。アウトレーン&オープンゲートも変わっていた。プレイフィールドの構造はKARATE FIGHTと同じ。
1986 SPECIAL FORCE
一体樹脂成型したランプレーンを始めて採用した。一般的なランプレーンもあり、すり鉢型のパーツの中をボールがクルクル回るという演出があった。フリッパーボタンの隣にあるボタンで、ドロップターゲットを倒せる仕掛けもあった。
1986 STRANGE SCIENCE
マッドサイエンスがテーマで、多段階のトップレーンと変わったロックシステムを持つマシン。5ボールマルチができた。フライヤーもコミック風になっている
1987 CITY SLICKER
多段階のプレイフィールドを持つマシン。特殊なフリッパーの機構を持っていた。日本未入荷のマシン。
1987 HARDBODY
プレイフィールドはBMX(1982年)とほぼ同じ。しかしランプレーンを開閉式にして、その下を通すことが高得点への鍵だった。リターンレーンはBMX同様やはり変則的。
1987 PARTY ANIMAL
フィールドの中にジュークボックスがあり、音楽を変えられた。ルールはオーソドックスで、ランプレーンがあり、マルチボールができた。なかなかの傑作マシン。
1987 HEAVY METAL MELTDOWN
5ボールマルチがポイント。といっても2〜5ボールのマルチボールが可能。STRANGE SCIENCE(1986年)を簡単にした印象がある。マルチボール中に、一撃100万点が狙える。バックボックスの上にスピーカーがあり、シャウトする音楽もまさにヘビメタ。
1987 DUNGEONS & DRAGONS
世界で最初のロール=プレイング・ゲーム、「ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ」がモチーフ。変則的なフィールドで、変わったルールの台だった。
1988 ESCAPE FROM THE LOST WORLD
フィールドを横切る金色の橋が印象的。変わったマルチボールのシステムを採用していた。またジャックポットという名称ではないが、ビッグポイントが獲得できた。
1988 BLACKWATER 100
Bally社最後のピンボール。モトクロスがテーマのせいか、樹脂成型したフィールドの側面を狙ったり、後のWilliamsのWhite Water(1993年)にも採用されたレーンが左側にあった。当然デザイナーは共にDennis Nordmanである。とにかく変則的なゲームだった。ジッャクポット的なビッグポイントのルールがある。
1988 RAMP WARRIOR
TRUCK STOPのプロトタイプマシンとして、ヨーロッパのショーのみで発表された。バックグラスは全く異なるが、プレイフィールドはほぼ同じ。
1988 TRUCK STOP
Williamsの親会社WMS傘下のBallyブランド第1弾マシン。Ballyの伝統であるラインドロップターゲットとWilliams得意のワイヤーランプレーンがある。フリッパーがWilliamsの先端の尖ったタイプになっている。
1989 ATLANTIS
3ボールをロックしマルチボール、ジャックポットという当時のオーソドックスなルールのピンボール。ディスプレイはまだ以前のBally時代と同じだが、バックグラスにジャックポットバリューの表示があるのはやはりWilliams的と言える。
1989 TRANSPORTER THE RESCUE
エイリアンから人を助けるというテーマ。変則的なフィールドと変わったギミックを持ったマシン。やっとディスプレイの表示がWilliamsと同じになった。
1989 ELVIRA AND THE PARTY MONSTERS
Ballyブランド久々のヒットマシン。グラマー・ホラー解説者エルバイラの版権ピンボール。左右のランプレーでのジャックポットとELVIRAのレター完成で取れる300万、他にもミリオンフィーチャーもあり、派手なギミックともあいまって人気が高かった。サウンドも雰囲気を盛り上げている。
1989 MOUSIN' AROUND
ネズミがテーマのマシンは、チーズの黄色がベースカラー。イーターというボールをキャッチして沈むパーツを採用していた。コミカルなサウンドとゲーム性はなかなかの秀作である。
1990 THE GAME SHOW
テレビのクイズ番組をテーマにしたピンボール。妙にチープなバックグラスとサウンド&ボイスが楽しい。ゲーム性もなかなか面白くユニーク。
1990 POOL SHARKS
ビリヤードとサメの関係は不明だが、8ボールと9ボールのビリヤードのゲームが選べる。選んだゲームによってルールが変わってくる。
1990 RADICAL!
スケートボードがテーマのピンボール。スケート・オア・ダイというボイスが耳に残る。複雑なフィールド構成だが、ゲームルールは意外とシンプル。
1990 DR. DUDE AND HIS EXELLENT RAY
右上のスピニングフィールドやマグネットを使った演出等が面白いマシン。ゲームルール、デザインアート、サウンドの三拍子がそろっている。レベルが変わるジャックポットもユニークな傑作マシン。
1991 BUGS BUNNY'S BIRTHDAY BALL
世界的に有名なウサギのキャラクターの版権ピンボール。ランダムでビッグポイントが取れるため、得点バランスに難有り。
1991 HARLEY DAVIDSON
世界的に有名なバイク「ハーレー・ダビッドソン」の版権ピンボール。Ballyが昔多用した変則的なリターン&アウトレーンを採用している。アートワークは良く、ランプレーンがない平面フィールドは逆に新鮮味がある。
1991 GILLIGAN'S ISLAND
WMS最初のドックマトリックス・ディスプレイのマシン。やはり版権ピンボール。大きな回転するパーツが特徴。連続ショットが最後のビッグポイントのキーなる。
1991 THE PARTY ZONE
DR. DUDE AND HIS EXELLENT RAYの続編的マシン。左ランプレーンを使ったさまざまな演出は秀逸。いろいろなフィーチャーが詰め込まれている秀作ピンボール。
1992 THE ADDAMS FAMILY
大ヒット映画「アダムスファミリー」の版権ピンボール。映画を上手く再現しているだけでなく、ゲームルールとバランスが素晴らしい。ピンボール界に金字塔を打ち立てた傑作マシン。Pat Lawlor デザインの完成形の1つといえる。フリッパー・ピンボールの生産台数NO1を誇り、ミニゲーム+ビッグゲーム+ジャックポットという近代ピンボールの1つの形式を確立しその頂点に立つ。
1992 BLACK ROSE
女海賊がテーマのピンボール。ユニークなボール打ち出し機構を持っていた。Ballyブランドでは最初となるビデオモード搭載。
1992 DOCTOR WHO
イギリスの人気シリーズ「ドクターフー」の版権ピンボール。ボール打ち出し時に、狙うポイントを選択することができた。
1992 CREATURE FROM THE BLACK LAGOON
ユニバーサルの有名な映画「クリーチャー・フロム・ザ・ブラックラグーン」の版権ピンボール。日本では半魚人と言ったほうが通りが良い。シンプルだが独特のルールを持つ。
1993 TWILIGHT ZONE
有名な「トワイライト・ゾーン」の版権ピンボール。Pat Lawlorのデザインで人気が高い。ワイドボディーをこれほど上手く使いこなしたピンボールは、他に類を見ない。セラミックボールを使ったルールやマグネットフリッパーなど斬新なアイデアが満載。
1993 JUDGE DREDD
英国コミックのヒーロー「ジャッジドレッド」の版権ピンボール。プロトタイプと量産品ではボールロックの方法が変わっていた。
1994 POPEYE SAVES THE EARTH
世界的なヒーロー、ポパイの版権ピンボール。久しぶりのバイレベル・ピンボールだった。
1994 WORLD CUP SOCCER
94年サッカーワールドカップアメリカ大会のライセンスピンボール。ルールはシンプルながら奥が深く秀作。点数のインフレか顕著になってきた時代。
1994 THE ADDAMS FAMILY SPECIAL COLLECTORS EDITION
1000台のみ限定で作られた、THE ADDAMS FAMILY(1992)の限定バージョン。全体をゴールドで統一しルールも若干変更されている。コレクターアイテムとなっている。日本には1台だけ輸入された。
1994 CORVETTE
名車コルベットの版権ピンボール。この頃からピンボールの販売に陰りが出てきた。
1994 THE SHADOW
「シャドー」の映画化に際し作られたピンボール。切り替えられるランプレーンや左上のフィールドが特徴。
1995 THEATRE OF MAGIC
版権がない久々のピンボール。ルールもマグネットを使ったギミックなども練られており、ピンボール本来の面白さで勝負した傑作。
1995 INDIANAPOLIS 500
アメリカの有名カーレースがモチーフ。急速に世界的なピンボールのマーケットの縮小が顕著化してきた。
1995 WHO?DUNNIT
犯人探しの推理物ピンボール。英語が分からないと辛いピンボール。
1995 ATTACK FROM MARS
火星人の襲来がテーマのピンボール。難易度の高いルールではあるが、内容は面白くギミックも良い。
1996 SAFE CRACKER
少し小さいミニサイズのピンボール。すごろくのようなゲームで、リプレイの代わりにいろいろなトークン(メダル)が出てきた。このトークンで再ゲームすることも可能だが、15種類以上あるトークンはコレクションにもなる。日本未入荷。
1996 SCARED STIFF
ELVIRA AND THE PARTY MONSTERS(1989)の続編ピンボール。ルール、ギミックとも非常に凝っていて面白い。点数のインフレ化がこれ以降修正された。日本ではロケーションテスト台のみが輸入され販売されなかった。
1997 NBA FASTBREAK
NBAのライセンスピンボール。得点がバスケットポイントのみという変わったピンボール。ピンボール不況の中、模索を続けるメーカーの苦悩がうかがえる。
1997 CIRQUS VOLTAIRE
サーカスがテーマのピンボール。なんとなくレトロな匂いもし、凝ったギミックとネオン管を使った視覚的な効果は良い。
1998 CHAMPION PUB
ボクシングがテーマのピンボール。中央のボクサーが目を引く。
1998 CACTUS CANYON
Ballyブランドでのレギュラータイプ最後のピンボール。生産台数が少なく中古でも高値で取引されている。日本未入荷。
1999 REVENGE FROM MARS
WMSが起死回生を目指したPINBALL2000シリーズの第1弾。ブラウン管を搭載し、PCで制御している。新たなピンボールの可能性を模索したが、Ballyブランド最後のピンボールになった。


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